【連載】2022年度研究インターンシップ参加学生の声(第1回:参加動機)

2022年度に研究インターンシップに参加した学生からいただいた体験談(抜粋、一部改変)を連載して紹介します。

今回は研究インターンシップへの参加動機についてです。以下のような声が多かったです。

自身の専門性の活かし方を知る

・自身の専門性と企業の求める技術や知識との相性を本インターンシップを通して知りたい。(大阪大学D2)

・企業でどのように専門性を活かして活躍できそうなのかを抱きながら、インターンを始めました。(筑波大学D2)

・応募時に自分でテーマを提案する形となっており今まで研究活動で培った専門力を現場で試すチャンスだと考え、参加に至った。(九州大学D2)

企業での研究開発を知る、企業と大学の違い

・研究開発プロセスや、アカデミアでの研究との違いなどを知りたいという期待を持っていました。(大阪大学D2)

・企業の研究者に求められる能力を知りたいと思った。企業の研究者と一緒に研究を行う中で、考え方の違いを感じ取りたいと思った(京都大学M2)

・複数分野にまたがる研究を行っているので、企業ならではの研究手法や、分野間の連携をどのように行っているのか、また、新たな分野にどのように進出しているのかを学び、自身の研究にいかしていきたい。(九州大学M1)

自身の研究に活かす

・インターンシップで経験したことを活かし、現在行っている研究をより具体的なものに仕上げていきたい。(金沢工業大学M1)

・生の実験データを使用してデータ分析しモデルを作成するという一連の流れの実践経験を積むことで、自分の研究で難しいと感じていた問題設定に必要な条件を知り、克服したいと考えたため(奈良女子大学M1)

・量子計算について、基本的な知識しかない状態であったため、より深い知識を学びたいと思い参加した。(京都大学D2)

視野を広げる

・企業の開発現場に身を置くことで、今後の研究活動の新たな視点を得たり、考えを深めるきっかけをつくりたかった。(神戸大学D1)

・自分の研究と遠からず近からずの異分野の研究に携わることで、自分の専門を見つめ直し、今後の研究の糧にしたい(奈良女子大学M1)

・研究遂行にあたり研究室に留まらず異分野の関係者の方々との関わりの規模感を肌で感じること(奈良女子大学M1)

就職活動の一環

・企業での就業体験を通して、自身の業務能力において十分な点、ならびに不十分な点を把握することを目的とした。とりわけ、自身の自己管理・時間管理能力の程度を測ることを事前目標とした。(大阪大学D2)

・私は今回がはじめての企業インターンシップへの参加であったため、自分という人間が将来社会人として上手くやっていけそうかを確認する良い機会であると考えていた。(大阪大学D2)

研究職のイメージ獲得

・企業で働くイメージをより具体的につかむとともに、博士課程修了者がどのように企業で活躍するべきか、また、博士課程修了者に求められるものは何かを考える機会としたい。(東京工業大学D2)

・今の自分に不足している点を把握して、社会人として仕事をする上で必要となるスキルを向上させたいと思ったのと、研究職のイメージが当時できていなかったことから、参加しました。(奈良女子大学M1)

受け入れ先企業に興味があった

・幹細胞を用いて人体組織を再現するという分野にもともと興味があったため、印刷会社でその分野に近い取り組みがされていることを知り、参加したいと考えた。(九州大学M1)

・研究職としてとある業界で製品開発に携わりたいと考えていたため、その業界1位の会社でのインターンシップを志望しました。(九州大学M1)

ギャップに不安

・将来民間企業で開発業務に携わりたいと考えている一方で、大学では生物分野の基礎研究を行っており、そのギャップを不安に感じていました。(神戸大学M2)

自身のキャリアのみでなく、研究活動にも活かすことを動機としている方が多かったです。

次回は、研究インターンシップにおける事前準備についての体験談を紹介します。