大学院生・博士研究員を対象とした国際インターンシップの実施に向けた制度整備の基本合意が成立しました(C-ENGINE/⽇本・ Mitacs/カナダ)
10月4日、在日カナダ大使館において、カナダ政府系の産学連携組織であるMitacs(ブリティッシュコロンビア州/ ジョン・ヘップバーンCEO)とC-ENGINEとの間に、国際インターンシップに関する基本合意書が交わされました。
*Mitacsとは?
カナダ国内外の⾼等教育・研究機関と産業界等をインターンシップや研究パートナーシップ で繋げることにより、それらの組織の課題解決に貢献する政府系⾮営利団体
合意内容は、大学院生・博士研究員を対象とした日本・カナダ間の国際インターンシップの実施に向けて制度を整備することで、両国の教育、学術、産業の発展に貢献することを⽬指します。
この合意により、⽇本の企業がカナダの⼤学の知識・技術に実質的にアクセスし、学習し、それらを取り込む機会を提供すること、また、⽇本の⼤学院⽣・研究者が国際的に実務で活躍するための環境整備の契機となることが⼤きく期待されます。
署名に先⽴ち、 Mitacs ・ C-ENGINEはそれぞれの研究インターンシップ事業の説明を⾏い、その後、国際研究インターンシップ実現のために理想的な協⼒体制の在り⽅について討議を⾏いました。
川上悟史・経済産業省⼤学連携推進室⻑からは、2023年5⽉に実施された太⽥・前経済産業副⼤⾂とイービー・ブリティッシュコロンビア州⾸相との討議において、C-ENGINE とMitacsの情報交換を後押しすることを確認したとの説明の後、⽇本企業のオープンイノベーションの更なる活性化が必要であり、カナダの⼤学・企業を巻き込みグローバルな産学連携を進めていくことは極めて重要であること 、企業の国際競争⼒向上のためにも博⼠⼈材が活躍できる環境の整備が急務であること、そして、C-ENGINEとMitacsの連携はこれらの政策と軌を⼀にするものであるとの期待のメッセージをいただきました。
今回の基本合意書の締結は、共同研究を視野に⼊れた⽇本・カナダ間の国際研究インターンシップ実現に向けた貴重な⼀歩です!
研究インターンシップをきっかけとした産学の研究者間の国際交流がさらに発展し、研究開発やイノベーション創出に向けた活動が両国で効果的に推進されるよう邁進していきます!